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1.目指す社会・組織の姿
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青少年に対して,他人への思いやりや社会性,倫理観,正義感などの豊かな人間性を育む機会を安全に提供できる組織を目指すとともに,青少年が早くから本来の人間性を育むための教育を受ける機会に恵まれた明るく豊かな社会を目指します。
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2.実施に至る背景
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SNSやゲームの普及は,かえって青少年の交流の幅を同質的で限定的なものにしました。境遇の異なる多様な仲間たちと交流し,思いやり,協力,感謝,反省,喜びや達成感を共に存分に体験することができる機会が減少しています。
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3.目的
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(対外)
青少年に対して,公益財団法人SYD伊勢青少年研修センターにおいて本来の人間性を育むための教育を受ける機会を安全に提供することを目的とします。
(対内)
他団体と連携して事業を構築する意義と手法を学ぶとともに,課題に取り組む青少年との交流を通して,メンバーとしての役割を自覚し,人としてさらに成長することを目的とします。
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4.連携する外部/内部
パートナー種別
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協力 公益財団法人SYD伊勢青少年研修センター
後援 岸和田市,岸和田市教育委員会
協賛 いずみの農業協同組合
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5.実施日と実施前後のスケジュール(結果)
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■実施日
1 事前説明会及び7月度定例会
令和4年7月13日(水)
2 サマースクール
令和4年7月28日(木)〜7月31日(日) ※ 7月28日は「前乗り研修」です。
■実施前後のスケジュール
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いつ
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どこで
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なにを
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2022/2〜7
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公益財団法人修養団と打ち合わせ(メール)
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2022/4/17
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伊勢青少年研修センター
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修養団訪問(現地視察及び打ち合わせ)。
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2022/4/25
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岸和田市立福祉総合センター
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大会議室(7月13日13時〜21時)と協議室(同日18時〜21時)を本予約。
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2022/4/下旬
〜2022/5/中旬
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各協力団体へ挨拶及び協力要請
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2022/5/8
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南海浪切ホール祭りの広場
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わんぱく相撲岸和田場所にてチラシ配布。
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2022/5/下旬
〜2022/6/上旬
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シニアクラブへの案内文の送付,現役メンバーへの案内文の送付,リーダー及びジュニアリーダーの対象者への「募集要項」,「募集のお知らせ」及び「申込用紙」の送付,市内の小学校に募集用紙の配付,いずみの農協への協賛依頼
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2022/6/30
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参加者応募締切。
参加者の保護者宛に説明会案内文を送付。
※ 名札を含む各種資料の作成開始。
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2022/7/13
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岸和田市立福祉総合センター
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事前説明会
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7月度定例会
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2022/7/28
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伊勢青少年研修センター
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リーダー及びジュニアリーダー前乗り研修
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2022/7/29〜
2022/7/31
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第31回岸和田少年少女サマースクール
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2022/8/下旬
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お礼状の発送
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岸和田市内
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写真販売
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2022/9/上旬
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アンケート集計
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2022/11/上旬
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岸和田市内
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岸和田市及び同市教育委員会への報告
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6.実施場所(結果)
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@ 第31回岸和田少年少女サマースクール事前説明会
A 7月度定例会
上記@Aの実施場所は,「岸和田市立福祉総合センター(大会議室)」です。
◎ 岸和田市立福祉総合センター(大会議室)
〒596−0076 大阪府岸和田市野田町1丁目5番5号
TEL:072−438−2321
≪第31回岸和田少年少女サマースクール≫
◎ 公益財団法人SYD伊勢青少年研修センター
〒516−0024 三重県伊勢市宇治今在家町153
TEL:0596−25−0265
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7.事業内容
(結果報告)
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第1 事前説明会及び7月度定例会 ※事業風景
1 事業内容
(1)事前説明会(リーダー研修を含む。)
(2)定例会
2 所要時間
3 アンケート結果
アンケート結果(事前説明会)記載のとおり。
第2 サマースクール ※事業風景
1 事業内容
(1)前乗り研修(引率)
(2)サマースクール
2 所要時間
(1)前乗り研修(引率)
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時間
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内容
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12時30分
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岸和田駅中央改札口付近集合・出発
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16時47分
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修養団到着
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※ 引率者:メンバー3名
(2)1日目(7月29日)
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時間
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内容
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6時00分
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メンバー集合/設営
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6時30分
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受付開始
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7時00分
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開会セレモニー
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7時29分
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出発(途中下車したSA:天理、安濃)
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10時00分
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到着→開校式
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11時00分
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施設内オリエンテーション
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12時00分
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昼食
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13時00分
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ふれあいタイム
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14時00分
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講話
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15時00分
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村旗作成/キャンプファイヤー出し物練習
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17時30分
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夕食
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18時30分
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キャンプファイヤー(雨天時:交歓の集い)
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20時30分
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故郷通信
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21時00分
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入浴/フリータイム
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22時00分
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村長会議・リーダー会議/消灯
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(2)2日目(7月30日)
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時間
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内容
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6時00分
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起床/朝の集い
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7時00分
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宇治橋前清掃
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8時00分
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朝食
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9時00分
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きらきら大作戦(清掃)
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10時00分
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JCタイム(大縄跳び)
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11時00分
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昼食(野外炊爨)
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14時00分
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水遊び(五十鈴川)
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16時00分
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仮眠タイム
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17時00分
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講話
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18時00分
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夕食
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19時00分
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入浴
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20時00分
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ともし火の集い
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21時00分
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フリータイム
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22時00分
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村長会議・リーダー会議/消灯
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(3)3日目(7月31日)
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時間
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内容
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6時00分
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起床/朝の集い
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7時00分
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伊勢神宮参拝
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8時30分
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朝食
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9時00分
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きらきら大作戦(清掃)
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9時30分
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感想文
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10時30分
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おかげ横丁見学
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12時30分
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昼食
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13時30分
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閉校式
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14時30分
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修養団出発(途中下車したSA:安濃、香芝)
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17時30分
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到着→閉会セレモニー
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18時00分
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解散
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3 アンケート結果
アンケート結果(サマースクール)記載のとおり。
第3 総括
事業目的に達した点:
(対外的)
参加者全員が予定されていたサマースクールの全課程を無事に終えることができ、本来の人間性を育むための教育を受ける機会を「安全に」提供するという目的を達成できました。
(対内的)
サマースクールの準備段階から修養団や伊勢JCといった他団体と協力しながら事業を構築したことで、他団体と連携して事業を構築することの意義と手法を学ぶことができました。またメンバーは、参加児童とともにプログラムに参加し、実際に参加児童から慕われる体験を通じて、改めてJCメンバーとしての役割を自覚し、人としてさらに成長することができました。
事業目的に達しなかった点:
参加児童、参加リーダー・ジュニアリーダー、参加メンバーのいずれについても、当初予定していた成果目標(参加者数)に到達しませんでした。
事業開催による社会的影響(効果)の検証:
コロナ禍であっても十分な安全対策を講じることで事業を無事に最後まで実施することができました。コロナ関連の理由によるキャンセルが5名(参加児童:4名、リーダー・ジュニアリーダー:1名)出ましたが、参加予定者(リーダー・ジュニアリーダーを含みます。)の約87%に上る方にご参加いただけました。アンケート結果(サマースクール)によれば、次年度のサマースクールに子どもを参加させたい旨回答した保護者の割合は100%、子どもをリーダー・ジュニアリーダーとして参加させたい旨回答した保護者の割合も同様に100%に達しています。コロナ禍でもサマースクール事業が岸和田市民に受け入れられつつあることが分かりました。また、アンケート結果(サマースクール)によれば、サマースクールに参加したことで、挨拶、礼儀作法や感謝の気持ちを表せるようになるなど目に見えて生活態度が良くなった子供たちが多数いることがわかります。参加した子どもたちが、このサマースクール事業で本来の人間性を学ぶことができていること、しかも帰宅後も実践の継続ができていることがわかりました。
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8.中期ビジョン
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5年後,当青年会議所は変わらずに青少年に対して本来的な人間性を育むための教育を受ける機会を安全に提供できる組織であり続けます。また,本事業がこれまで以上に人口に膾炙し,多くの青少年が早くから本事業に参加する社会が到来しています。
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9.成果目標
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KGI
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メンバーの全員参加,及び,ボランティアスタッフを含む参加者が定員(リーダー及びジュニアリーダー:12名,参加児童:48名)に達すること
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KPI
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メンバーの8割参加,リーダー参加数3名,ジュニアリーダー参加数5名,及び,参加児童数46名にそれぞれ達すること
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10.成果目標の検証結果
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(KGI) メンバーの参加者総数18名(到達率46%)、ボランティアスタッフを含む参加者41名(リーダー及びジュニアリーダー:5名(到達率41%)、参加児童:36名(到達率75%))でした。
(KPI) メンバーの参加者18名(到達率58%)、ボランティアスタッフを含む参加者41名(リーダー及びジュニアリーダー:5名(到達率100%)、参加児童:36名(到達率78%))でした。
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11.対象者及び参加員数
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(対内) 現役メンバー(39名),直前理事長(1名),仮入会メンバー,入会候補者 【会員名簿(2022)】
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(対外) 小学校2年生から6年生までの児童(合計48名予定),リーダー及びジュニアリーダー(合計12名予定)
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12.広報戦略
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01
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岸和田市内の全小学校にチラシを配布します。
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02
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わんぱく相撲の機会にチラシを配布します。
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03
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HP,インスタグラム,フェイスブックなどのSNSで電子チラシを配布します。
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04
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HP,インスタグラム,フェイスブックなどのSNSでPR動画を配信します。
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05
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身近な対象児童に声掛けしていただくようメンバーやOBに依頼します。
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13.SDGsのゴールと
ターゲット番号
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4
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質の高い教育をみんなに
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4.3
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2030年までに,すべての人々が男女の区別なく,手の届く質の高い技術教育・職業教育及び大学を含む高等教育への平等なアクセスを得られるようにする。
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10
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人や国の不平等をなくそう
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10.2
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2030年までに年齢,性別,障害,人種,民族,出自,宗教,あるいは経済的地位その他の状況にかかわりなく,全ての人々の能力強化及び社会的,経済的及び政治的な包含を促進する。
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12
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つくる責任 つかう責任
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12.3
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2030年までに小売・消費レベルにおける世界全体の一人当たりの食料の廃棄を半減させ、収穫後損失などの生産・サプライチェーンにおける食品ロスを減少させる。
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珠玉の講話に接したり基本的な礼儀作法を学んだり大自然の中で生活の一コマ一コマ(起臥寝食)を見つめ直すことなど本来的な人間性を育む価値ある教育を受ける機会を、参加児童全員に対し、境遇や男女の区別なく等しく提供することができました。また、参加者は、サマースクールの期間を通じて残さずに食べることを実践し、その意義を考える体験を通して、その期間に留まらず、将来的にも食料廃棄の低減に資する生活習慣を学ぶことができました。
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14.次年度への提言
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子どもを対象とする事業ですので、様々なリスクを想定する必要があります。あらゆるリスクに対して有効な対策を漏れなく講じられるようにすることが事業構築の要(かなめ)となります。リスクを正しく想定する上で有効なことは、修養団と密に意見交換すること、また現地を視察することですので、できるだけ早い段階から修養団と連携して下見の機会をもうけると良いと思います(当初は参加児童の定員を80名としていましたが、下見の際の意見交換によって、コロナ禍では修養団において50名程度しか許容できないことが判明する事態がありました。)。サマースクールは、子どもの命を預かる事業であり、それだけに責任も重く、事業が無事に終わるまで気が休まりませんし、事前の準備が大変です。しかし、参加してみて改めて青少年の育成に資する素晴らしい事業であると実感しました。準備の過程で苦労を重ねることも少なくありませんが、そうした苦労は必ず十分に報われると信じてください。サマースクールは、本年で第31回を数える継続事業です。アンケート結果からも窺えるとおり、本年ご参加いただいた参加児童の多くが来年もまたご参加いただけることが見込まれます。本年経験したミスは、次年度には確実に克服するようにして、より良いサマースクール事業を構築してください。
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15.前回の上程より、
ブラッシュアップした点
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